一日一ぽち
眞田ブログリング
2006-05-26 (Fri)
寸評:『戦国無双2』
既に発売から三月が経過 いい加減 チョット触れておこう。
今作はメインテーマが「関ヶ原」ということで 新キャラクターも天下分け目の決戦に参陣した面々中心に追加された:石田三成・島左近・島津義弘・立花ぎん(門構えに言と書く)千代(←本来なら亭主の立花宗茂だろうな)・前作でNPCだった徳川家康など。ここに三成の義兄弟であるところの直江兼続をフューチャーし 義によって結ばれた西軍武将それぞれの 作中での存在意義を強化することに成功している。前作に於いて 主家を亡くし路頭に迷いながら果てたように描かれた真田幸村も 主家を出奔 無所属化していた前田慶次も 三成を縦糸 兼続を横糸として組まれた謂わば義勇軍に参加して 勇気凛々というふうである。結果 たとえば「武田信玄+真田幸村」という豪華キャストによる布陣は殆ど無くなり 史実にほぼ忠実な相関図が成立した。BASARAファンの一部で溺愛の的となっている(笑) “御屋形様万歳主義幸村” の姿はここに無いワケだが このシリーズにありがちな仮想性が大幅に減って 僕は至極自然な心持ちで戦えるようになった。
一方 東軍には大御所がプレイキャラ化した以外言うほどの刷新は無く 相変わらずの「三河武士の意地を見せよ!」一辺倒故 注目は自ずと西軍陣営に集まる。そんな中で モブ武将ながら小早川秀秋くんが結構な出番を与えられているのは誠に新鮮である(笑)。「秀秋には やっぱりこの生き方しか出来ないんだ!」と 仮想ステージである処の「江戸城攻略戦」にて二度までも西軍へ反旗を翻す様には 「うーん そうだろうね!」妙な得心をしてしまう(再笑)。
さて 相変わらず 特に他社作品をプレイした眼には 視点の低さが気になる出来であり キャラの数にしてはステージ数が少ないのが不満だが キャラクター各々2種ずつの「特殊技」を新たに装備 戦闘面でのマンネリ化からは逃れている。『真・三國無双4』が 僕にとっては大いなる後退劇だったので こちらについても心配したのだが まず進化したと言って佳いだろう。無双奥義もそれぞれ効果と威力の異なる1〜3段階で使い分ける仕組みになった。特に武器強化がほぼ完全自由化した点には どのユーザーも満足なのではないか。お陰で 最強武器取得にそれほど拘ることなく 好みや戦闘スタイルに合わせて武器カスタマイズしてゆくことが可能となった。
ただ 前述の「特殊技」の効果については 実際微妙である。難易度の高いステージに於いて戦闘に有用出来る技は少ない。「見せ技」とでも言おうか ま 退屈凌ぎ程度 というのが素直な感想である。これが加わったことで「弓攻撃」が出来なくなったのも 遠方からチクチク攻るのがスキ(笑)な僕には残念なことだ。
「特殊技」よりも 実戦の鍵を握るのは「C1攻撃:チャージ1攻撃:△1回押し」の性能にあると思う。ステージ難易度が上がるにつれ 敵武将のガードが堅くなるのは常通りだが 今作ではモブ武将も組頭も 無双攻撃をさえしっかり防いでくる。C1に良質なガード崩しが配されてあるキャラは たとえ各パラメーターが低くても対武将戦では結果的に強い。そういう意味では「ねね」が最強とも言える。技の出が速く 直立したままその場で攻撃出来 360°に攻撃判定がある(から 対峙中に背後から雑魚兵が殺到しても かわすことが出来る)。これが僕の言う「良質」である。兼続も悪くない。攻撃判定は前方のみだが このキャラには「ガード時には後方からの攻撃も同時に防ぐ」という特典がある。
これに集団戦打破の為の360°攻撃がC4辺りにあれば ガードや緊急回避が苦手なプレイヤーでも ゴリ押しで進撃することが出来るだろう。
個人的に困っているのは 我らが次男坊殿:真田幸村の弱体化だ。
元々が極平均的なパラメーターであり 無双攻撃もさほど使える訳ではなく C1するとあらぬ方向へ突進した挙げ句に集団のど真ん中へ突入→潰されて ならばと馬に乗っても “突き攻撃” が多く的に当たりにくいこのキャラの 僕にとっての唯一の武器は「C4攻撃」だった。前作ではこれの締めに「寄らば斬る!」と宣って360°の敵兵を気絶させ 且つ己の無双ゲージも溜める 実に頼れる技だったのだが 今作ではこの「寄らば斬る!」が消え 代わりに半端なジャンプをする。ジャンプしながら浮かせた敵へ 着地後コンボを決められないこともない(特訓中)のだが 元来 集団戦でみだりに飛ぶのは自殺行為だ。C2も決まれば強力な技だが ここでもやはり彼は飛ぶ。佐々木小次郎でなくとも「跳ねるかい そこで」と言いたくなる(笑)使っていて常に不安の伴う次男坊殿である。
逆に爆発的な強さと安定を誇るのが直江兼続である。僕は 集団戦ではC4 対武将戦では凍牙属性C1→無双三段+技能「虎乱3」攻撃(隕石が降る(笑))を中心として戦っているが 騎乗攻撃も凄く使い易い。今回は軍馬そのものの攻撃力も上がっているので 移動と戦闘 両目的にて活用出来ればそれに越したことはない。兼続ならば 無論時間はかかるが総大将も騎乗のまま屠れる。
得物は護符を従えた刀である。「護符=メチャ強い得物」という定義を このキャラは無双の世界に決定づけた(これを最初に持って出たのは『真・三國無双4』の左慈である。その強さは兼続どころではない。あそこには呂布という古今無双が永く鎮座しているが 総合的には多分左慈に軍配が上がろうか というほどである。爺のクセに である)。
「愛の前立て」ではなく何か妙な イカみたいな兜を被っているが結構な美形であり かと思うと「とりゃあ!」とか掛け声して実は武闘派だ。斬られると「まだだ まだだ まだだ」と言ってるらしいが どうしても「武田 武田 武田」に聞こえる。それほど武田が憎いのか それとも実は武田の加護に預かっていたのか(笑)。
兼続が「爆発的な強さ」なら 宮本武蔵は「圧倒的な強さ」である。「圧倒的な強さ」とは「只得物を振り回しているだけで勝てる」ということに他ならない。二刀流の振りは素早く 三国の陸遜とは大違いに二刀の名実が伴っている。初心者には迷わず武蔵をお薦めする。
ただ このキャラは斬られてはならぬ。証拠に 斬られると「くそっ!」と吐き捨てる(笑)。天下の宮本武蔵が身に刀傷など負うてなるものか という心 すなわち 斬られるのはプレイヤーの腕に問題があるからだ という批難がそこには込められてある(再笑)。前田慶次も然りだが 攻撃力に優れるキャラは打たれ弱い。最強武器も付加効果は攻撃力に偏っていて 防御力を補わない場合が殆どである。ので 防御にも気を配ったオリジナルの最強武器を 僕は用意している(つまりヘタレってことだわい)。
蛇足ながら 今作最高の美形は石田三成であろう。思わず史実もブッ飛ぶ非の打ち所の無さ それだけかと使ってみると 扇の形した武器故からの非力は否めないが そして特殊技の「罠設置」はまるでお飾りながら コレはコレでなかなか面白いキャラである。惜しまず無双をガンガン放って進撃するのが型かと思うが 騎乗攻撃にも良いものをもっている。C1も 命中しにくいが三国の軍師ビーム擬きで愉しい。コレが3本くらい出てくれれば 主要攻撃技として重宝すると想うのだが。
個人的には このキャラの疾駆する後ろ姿がスキである。なにか物凄くひたむきな背中して 決して欲に駆られ天下を狙うワケでは確かにないのだろう と同情を誘う(笑)。これを機に見直してみようかと 勉強心をも煽るのであった。




















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