一日一ぽち
眞田ブログリング
2007-11-25 (Sun)
大河ドラマ『風林火山』:第47回 「決戦前夜」 (11月25日放送分)
関東管領を継いだ上杉政虎(Gackt:ガクト)は、その就任式の帰路、馬を降りて挨拶しなかった成田長泰(利重剛)を無礼であると激怒、鞭で打ち据えた。しかし、成田は下馬せずに挨拶することを古来許されてきた名門だった。怒った成田は人質となっていた妻・伊勢(井川遥)を残し兵を引き上げた。
残された伊勢は古来からの慣例を知らぬ政虎の無知と短慮を罵った。小田原の包囲が長引き、動揺していた関東の武将も次々に逃げ出し、政虎の関東統一は失敗に終わり、北条氏康(松井誠)は危地を脱した。政虎は知らず知らずのうちに慢心していたことを悟り、武田との決戦に思いを新たにした。
勘助(内野聖陽)もいよいよ決戦が近いことを悟り、養女としたリツ(前田亜季)に香坂弾正(田中幸太朗)との祝言を勧める。
そして遂に決戦の時がやってきた。永禄4年(1561)8月、上杉軍一万八千は信濃川中島を目指し挙兵した。知らせは海津城を守る香坂より、即座に甲府へ伝えられた。信玄(市川亀治郎)は全ての重臣を集め、決戦に向けての評定に臨んだ。(公式サイトより)
評価:

長野殿が身罷られたか……。ぽろりと涙を落とす幸隆公 公的には調略戦にて百戦錬磨な稀代の策士という生を生きつつも 一人の人間として 昔日の大恩と初志を忘れず居てくれてありがとう。
長野殿に会えなくなるのは残念だが これだけメジャーな舞台で度々採り上げられるのも過去に例が無いだろう その感嘆と歓びは更に大きい。
長野殿役の小市サンも「お疲れ様でした」。地味な役どころ/風貌ながら 識る人には充分満足のゆく長野業正像だったと想う。
他には特筆すべき事柄も無いような内容の中 取り敢えず伊勢は 言うべき処で言うべき事をよくぞ言ったな という感じ。語弊を恐れず記すならば あれは女性:政や合戦に直接関与しない立場の者だからこそ為せた事であろう。当時 一国の主に向かってあれだけの苦言を呈することが出来るのは 余程の股肱の臣か 誼ある寺の僧侶かという処だったと想う。現代人から観て 戦国乱世の女性が信念を貫くことなど殆ど不可能と想える中 実はそのような「ならでは」の己の活かし方が女性にはあったのだなと 一寸救われる思いがした。
と言うより 勘助勝手過ぎ(笑)。リツだけではなく 御屋形様にゾッコンだった高坂弾正に女色を焚き付け(笑) 彼の人生をも狂わさんとして居る。しかも弾正殿は高坂家の養子となった身であるから山本家を継ぐ訳には参らぬ処 それでも構わぬ次男以降をくれるならば などと言い出して それでは原美濃への恩義にも悖るというものだ。恰も川中島での決戦:死を前に独善のみの身辺整理を急いで居るようで 其の姿には誠意も慈愛も見受けられない。
結局リツは 諏訪御寮人への思慕を通したい勘助の 立ち回りの道具に使われただけ。御屋形様といい勘助といい 今年の大河は女性へのスタンスが明らかに冷酷且つ無礼だな。同じ時代の同じ人物を描いた同じテレビ局の作品では 御屋形様はもっともっと女性に対して激情的で有り得たのだから これは偏に 今年の大河の性質 と言ってしまって宜しかろう。確かに時代考証には適っているのかも知れないけれど 一年間観ていて不快だった。
さて いよいよ放送も残り少なく 後は川中島第四次合戦を残すのみ。てっきり原美濃も都合良く消されて終ったかと想ったが その川中島にて何とか一命を取り留めて居る様子。
いや 何れにしても――如何に制作陣が どれほどの話題を途中に挟んでみたところで――後はお約束の白馬に跨り武田本陣へ単騎突入するGackt コレしか無いワケだ(笑)。
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